ツナ骸不足なのです

Sempre insieme!!
（ずっと一緒だからね!!）



「俺達はずっと一緒だよ、何があってもこの手を離さない。」

愛しい愛しい貴方はそう言いました。
暖かいそして美しい掌で僕の醜く汚い手を包みながら。

「大好きだよ、世界の誰よりもお前を愛してるから」

美しく汚れ無き貴方はそう言いました。
貴方のその純粋な瞳を見れば、僕は貴方へ真実を言う勇気を無くしました。


（本当はこの恋は実らないのです、綱吉）

僕は貴方の手の温かさを直に感じながら、心の中で呟きました。

（これは魂が定められた運命。僕と貴方の愛は禁忌。永遠に引き裂かれ続けるのです。）

心の中で呟き、そして叫び、嘆きました。
どうしてこんなに僕らは愛し合ってしまうのでしょうか。
（特に僕に至っては、結末はもう分かり切っているというのに）

（天帝が定めた運命を、破る事が出来たらどんなに幸せになれるだろうか!!）


「愛しているよ、」
「―――…僕もです」


何も知らない貴方は、ただ今が幸せと微笑むばかり。

ああ、例えこの後どんなに不幸が来ようとも、今が幸せなならいいかもと思ってしまった僕はおろかだろうか。



END
ツナ骸不足なので自己生産（空しい）
ツナ骸増えろ！！うおおお！！（ツナ骸パワー！！）

関係ないけどスティダレ漫画描きたい。
最近ツナ骸とスティダレが大好きです。